WEB力と専門特化(とある戸建リノベーション会社さんとの面談)

ようやく大手ハウスメーカーも復調の兆しで、8月単月の受注額(前年比)は積水ハウス116%、住友林業126%、ミサワホーム115%、パナソニックホームズ131%、ヤマダホームズ116%。中でも「攻め」の姿勢が強かったタマホーム143%、ヒノキヤグループ135%と伸びが顕著です。非公開の一条工務店も累計で14000棟と昨年並み見込みだという声があります。

一方、今期の住宅リフォーム市場規模は前年比9.0%減の5.9兆円、2021年は同4.8%増の6.2兆円との予測です(矢野経済研究所)。新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業活動の制限や自粛、消費者心理の冷え込みといったマイナス要素を加味して算出されているようです。一方、コロナ禍における市場への影響は、テレワークが推奨される中、職住融合型リフォームや郊外の中古住宅需要の増加といった、ニューノーマルに対する需要が見込まれるなど、プラスの要素が期待されるという見解です。

一昨日、東京都内のリノベ会社さんと面談したのですが、5月後半から復調し、6月以降はWEBセッション数も反響数も昨年比1.5倍ペースで推移しています。8月9月は中古+リノベ案件が10数件発生し、反響増の一因です(新たに中古+リノベ向けのロープレも取り入れ、受注を重ねています)。

「リフォームは好不況の影響を受けにくい」と言われてきました。今回のコロナ禍でもプラス要素が期待される中、集客面ではGoogleアルゴリズムのアップデートも追い風になるようなWEB力、専門特化が引き続きカギになりそうです。

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コダリノ