今回、コンサルティング会社、コンサルタントの依頼を検討する際、どちらを選ぶべきかというテーマです。まずはそれぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。
大手コンサルティング会社のメリット
・知名度がある
・コンサルサービスをパッケージ化されている会社が多く、比較的、品質サービスに安定感がある(経験が浅いコンサルタントでもパッケージがあることにより、コンサルティングがしやすい)
・クライアント企業を多くかかえており、複数事例から再現性のカギを導き出しやすい環境にある
大手コンサルティング会社のデメリット
・費用は高い(ベテランほど高くなる)
・提案されるパッケージが会社にフィットしない場合がある(カスタマイズが必要な場合、懸念が残る)
・会社のノルマや若手育成、会議等社内の業務、役割に時間を取られる傾向があり、徹底的に一つの専門性を追究したり、クライアントにとことん寄り添ったりすることは難しい傾向
個人(中小)コンサルタントのメリット
・大手より安価であることが多い
・コンサルティング業務に集中できる環境
・専門性を追求し、知識、高いスキルを保有するコンサルタントが多い(そもそも個人コンサルタントなら、それが大前提で、そうでなければ、やっていけない)
個人(中小)コンサルタントのデメリット
・大手ほどの横のつながりがない(個人個人の社外ネットワーク次第)
・よほどのカリスマコンサルタントでない限り、業界に広く知られることはなく、巡り会うことが難しい(紹介が基本)
・対応できる社数(クライアント数)が限られる
結論
以上、それぞれのメリットデメリットについて述べましたが、大手コンサルティング会社には、卓越したセンスを保有し人材育成も得意とし、所属する会社にもクライアント企業にも貢献するような非凡な人も実際に存在します。
結局は「人」であり、相性によるところが大きいです。私も16年以上続くクライアント企業様もいる一方で、短期間で終了するケースもありました。
私自身、日々、専門テーマを研究するコンサルタントと、現場で活躍する人が交わることによるパワーは計り知れないとつくづく実感しています。そうしたパワーも、共に成長し合える関係も相性次第と言えます。ぜひ、興味を持ったコンサルティング会社、コンサルタントには、大手、個人(中小)に限らず、相性を確認するという意味でも、一度、コンタクトを取られることをおすすめします。